2004 VRSCB 300 Wide Tire Full Custom

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PRE-DELIVERY MAINTENANCE
納車前整備サービス
BAD LANDでは、ご購入いただいた車両をベストコンディションでお楽しみいただくため、長年培ってきた技術と経験に基づく独自の納車前整備を実施しております。
各部の点検・整備・名義変更、消耗部品の交換、試乗による最終確認まで、車両の構造や特性を熟知した私たち自身の手で、一台一台を丁寧に整え、責任を持ってお客様へお引き渡しいたします。
【 納車前整備費用 】
◯ 車検有効期間内の車両:250,000円(税込)
◯ 車検切れの車両:300,000円(税込)
– 車検取得に伴う法定費用 ( 重量税 / 自賠責保険 / 各種印紙代など ) 50,000円相当を含みます。
本車両は車検有効期間内のため、納車前整備費用は250,000円(税込)となります。
※ 納車前整備費用は車両販売価格には含まれません。
※ 納車前整備サービスの詳しい内容につきましては、以下のリンクよりご確認いただけます。
DESIGN & ENGINEERING
その歳月に積み重ねられた技術と創意。そのすべてが、この一台の造形と機能に凝縮されています。
PURCHASE INFORMATION
ご購入に関するご案内
株式会社アプラスのオートローンをご利用いただけます。
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“RED RAIN”の記憶を受け継ぐ、ロー&ロング V-ROD
漆黒の背景から浮かび上がる、低く長く構えたシルエット。2004年式ハーレーダビッドソン VRSCB をベースに製作したこのマシンは、ひと目でその異質さを感じさせる。前後に伸びやかなプロポーション、地面を這うような低い車高、そして巨大なリアタイヤが生み出す圧倒的な存在感。しかし、この車両の魅力は単にサイズや迫力だけでは語れない。各部の造形がひとつの流れとしてつながり、全体に独特の緊張感を与えている。それは単にパーツを追加することで生まれた姿ではない。V-RODという素材が本来持つ筋肉質な造形を見極め、必要なラインだけを研ぎ澄ませた結果である。
映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』と重なる製作背景
この車両の製作が始まったのは、映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』に登場するV-RODのカスタムを、我々が手掛けていた時期とほぼ同時期だった。映画の世界観にふさわしいV-RODを生み出すため、当時はデザインと機能の両面からさまざまな専用パーツを製作していた。そのなかでも、特に大きな存在だったのが、3D設計をもとにアルミビレットから削り出したオリジナルのリアスイングアームである。立体的な面構成と鋭いエッジを持つそのスイングアームは、映画用V-RODのために構想し、実際に製作したものだった。しかし、映画撮影のスケジュールとの兼ね合いから撮影車両への装着は実現しなかった。その後、この特別なスイングアームが受け継がれた先が、今回紹介するVRSCBである。

スクリーンには映らなかった、もうひとつの“RED RAIN”パーツ
映画のために生まれながら、スクリーンには登場しなかったリアスイングアーム。それが現在、この車両のリアセクションを形づくる中心的なパーツとなっている。後方へ長く伸びるスイングアームは、ワイドなリアホイールを力強く支えながら、車体全体のロー&ロングなシルエットを決定づける。ブラックを基調とした本体に、削り出しのエッジや金属の表情を残したディテールを組み合わせることで、重厚さのなかに精密機械のような緊張感が生まれた。これは映画登場車両のレプリカではない。映画用マシンと同じ時間、同じ現場、同じ熱量、そして同じ発想の中から誕生しその製作過程で生まれた重要なピースを受け継いだ一台である。その背景を知ることで、このスイングアームが単なるカスタムパーツではなく、当時のプロジェクトを今に伝える存在であることが見えてくる。

ロー&ロングを成立させる、緻密なプロポーション
サイドビューでまず目を奪われるのは、フロントからリアまでを貫く低いラインだ。ヘッドライトとフロントまわりを可能な限り低く構え、タンクからシート、リアフェンダーへと流れる輪郭を水平に近づける。その先にワイドなリアタイヤとロングスイングアームを配置することで、V-ROD特有のマッシブさを残しながら、より長く、より低いスタンスを作り上げた。一方で、ただ車体を低く見せているわけではない。前後ホイールの存在感、フロントまわりの構造的な造形、コンパクトにまとめたシート、跳ね上がるようなリアフェンダー。それぞれの高さと角度が緻密に調整されているからこそ、この大胆なプロポーションが破綻することなく成立している。
黒のなかに浮かぶ、金属の輪郭
車体全体はブラックを基調にまとめながら、すべてを一様な黒で覆ってはいない。ホイールリムを囲むボルト、ブレーキローター、エンジンまわりのアクセント、ステップやグリップ、そしてスイングアームに組み込まれた金属のディテール。随所に現れるシルバーの光が、黒い車体の輪郭を引き締め、メカニカルな構造を際立たせている。フロントから見れば、ワイドなタイヤと独創的なフロントまわりが強烈な表情をつくる。リアから見れば、巨大なタイヤ、コンパクトなフェンダー、ベルトドライブ、そしてロングスイングアームが幾重もの奥行きを生み出す。見る角度が変わるたびに主役となる造形も変わる。それでいて、どの角度から眺めても一台のマシンとしての統一感は揺るがない。

似た仕様のなかでも、この一台だけが放つもの
ここ数週間ほどの間に、同様の方向性で製作された複数のV-RODを撮影する機会があった。それぞれに完成度があり、それぞれに異なる魅力がある。しかし、この車両をあらためてカメラのファインダーから覗いた時、やはり何かが違うと感じた。単独で見れば大胆なはずの各部が、全体のなかでは決して突出しすぎていない。ワイドタイヤも、長いスイングアームも、低いフロントまわりも、すべてが同じ方向を向き、ひとつの完成されたシルエットへと収束している。その絶妙なまとまりが、この車両に独特の静けさと凄みを与えているのだろう。派手に自己主張するのではなく、そこに置かれているだけで周囲の空気を変えてしまう。そんな“オーラ”という言葉でしか表現できないものが、このVRSCBは確かに纏っている。
ひとつの時代と製作現場を記憶するV-ROD
映画用カスタムの製作と並行して生まれ、その過程で実現しなかったアイデアを受け継いだ一台。このVRSCBには、完成した姿だけを見ても知ることのできない時間が刻まれている。映画のために考え、設計し、削り出したスイングアーム。そのパーツが別の車両の上で本来の存在感を発揮し、やがて全体の完成度を決定づける存在になった。ロー&ロングという明快なスタイル、妥協なく作り込んだディテール、そして『HiGH&LOW THE RED RAIN』へとつながる製作背景。それらが重なり合うことで、このマシンは単なるV-RODカスタムでは終わらない、唯一無二の物語を持つ一台となっている。
TECHNICAL SPECIFICATIONS|詳細仕様






























