
VIOLATOR CHOPPER #1
2004 VRSCB 280 WIDE TIRE CUSTOM in Netherlands
21年前…
今から21年前の2004年に製作を致しました、こちらのV-RODカスタム。私達BAD LANDが初めて本格的にV-RODのカスタムに取り組んだ車両です。
2003年の11月、私がドイツ W&W CYCLES を訪れた際、何気に手に取ったドイツのカスタム雑誌にこのV-RODの写真が掲載されておりました。このカスタムを製作したのは当時オランダにあったまさに新進気鋭のカスタムショップ : VIOLATOR MOTORCYCLESでありまして、V-RODカスタムの新たな方向性を示しつつも、CHOPPERスピリット漲るそのスタイルに私は物凄い衝撃を覚えた次第です。
当時の私は、それこそ全身全霊を掛けるくらいの意気込みで日本のカスタムシーンにMade in Europeを浸透させる為の仕事に打ち込んでおりまして、とにかく私が受けたこのとてつも無い衝撃を日本のハーレーファンの皆さんに何としてでもご紹介をせねばならないと云う、そんな強い使命感に満ちた想いに駆られた事を今でも良く覚えております。
『私は、これこれこう云う意思の元に、オランダのVIOLATOR MOTORCYCLESが製作をしたV-RODのカスタムを、日本で再現致しました』
と云う、全く正直な触れ込みを付け説明をさせて頂いたのにも関わらず、当時の日本のハーレー雑誌関係者達からは…
『そのV-RODカスタムは単なるVIOLATOR MOTORCYCLESのコピーに過ぎず。またそもそも弊誌はV-RODに興味が無い故、紙面掲載における取り扱いは不可』
とのレッテルを貼られる等々… まさに腹わたが煮え繰り返る位の非常に悔しい思いを致しました。BAD LANDがスタートをして6年目程の出来事ではありましたが、それでも当時はヨーロッパのカスタムシーンなんて、海のモノとも山のモノともワカラズの状況でありましたので、例え関係者であったとしてもこのな様な対応にならざるを得なかった事は、今では致し方無しとそう思う事が出来ますが…
それでも、その頃開催された様々なカスタムショーでこのV-ROD カスタムをご披露させて頂き、私がドイツで受けた衝撃を共有して下さった方々も大勢いらっしゃいまして、こうしてかなりの年月を経て当時の事を顧みますと、このカスタムを造って本当に良かった、と、そう思う次第です。
※ この記事の記載は2025年8月21I日

























2004 VRSCB 280 WIDE TIRE CUSTOM in Netherlands